デンタルドック
デンタルドックとはなんですか?
神戸の足立優歯科では、患者様ご自身の歯を知ってもらい、いつまでも若々しく健康でいて頂きたいという気持ちで、歯の健康診断「デンタルドック」を行っております。
現状どのようになっているかの診断書を作成し、診断結果のご説明と、今後どうすべきかのご提案をしております。
全てお話しを致しますので、その分お時間を長く頂いております。分からないことはお分かりになるまでしっかりとお話しさせて頂きます。
デンタルドックの目的
世界で標準とされる医療の倫理基盤は、「医療者が裁量権を持ち治療方針を決めて患者がそれを受け入れる」といった旧来の形ではなく、「者自身が自分自身の価値観や嗜好に合った治療方針を自らの意志で選び決定する」という形になりました。この倫理基盤に基づいて歯科医療を行う場合には、①どのような結果を得たいのかをはっきりとさせ、②患者自身が自らの口に生じている問題を認識し、③その問題解決の方法についての利点欠点を正しく理解したうえで選択する、という手順が必要となります。デンタルドックはこの倫理基盤に基づいた歯科医療展開を行うことを目的として提供されます。
デンタルドックの必要性
「歯を失うことなく生涯にわたり使い続けたい」という願いは、どなたにでもある思いです。この思いを達成するためには、歯を失わないことが重要です。
歯を失うに至らしめる病気には、
① むし歯
② 歯周病
③ 不良な治療
④ 咬み合わせ
といった4つの病気があり、実際にはこれらが単独または複数重なり合って発症しています。
たとえば歯が凍みるという症状がある場合、それはむし歯による場合もありますが、歯周病や咬み合わせの問題が重なり合っていることもあるのです。これらを正確に見極めそのすべてを取り除かなければ、一時的に症状が改善されたとしてもまた再発を繰り返し、結局は歯を失うことになってしまうのです。
デンタルドックは歯を失うことが起こらないよう、原因から取り組む原因療法の最初の手順として必要なのです。
デンタルドックの進め方 ※デンタルドックは3回(3日)のアポイントで進みます。
1回目(1時間)
口の中の精密な検査
・歯の状態(むし歯の有無。修復物の設計・適合状態の判定)
・歯ぐきの検査(6点法による歯周ポケットの確認と炎症の有無の判定)
・咬み合わせの検査(顎関節の位置と上下の歯の接触関係の評価、
顎の動きと上下の歯のすり合わせの状態の判定)
・歯型模型の採得
・フェイスボウトランスファー(頭の骨と顎の位置の記録)
・咬合採得(上下の顎の位置関係の記録)
・レントゲン写真(コーンビームCT,パノラマ、14枚法デンタル)
・問診アンケート
2回目(1週間後・1時間)
検査結果の報告(検査結果報告書の提示)
口の中に発生している病気とその原因について詳しく説明します。
治療方針の立案については、さまざまな治療選択肢についての概要をお知らせし、ご自身の希望(審美性・機能性・治療費・期間・治療方法など)を伺います。
3回目(1週間後・1時間)
治療計画の相談(治療設計・治療行程表・費用見積もりの提示)
ご希望を踏まえた治療計画を提示し、その詳細を調整します。
治療内容、治療行程、費用など、審美性や機能性の評価と共にあなた自身の希望に合った最適最善の方法を相談の上確定します。
デンタルドックの使い方
デンタルドックは以下のように活用いただくことができます。
• 自分の口の状態を理解する
• 現在の主治医との治療における相談の資料にする
• セカンドオピニオン受けるために受診する
• 自分に合った歯科医師を探すための資料とする
• 定期的な健康チェックの方法として受診する
口臭測定器を使って、自分では気づきにくい口臭を測定し数値で明確にします。
社会人の身だしなみとして口臭予防についてアドバイスいたします。